【令和7年2月3号】コラム

転職活動に関する情報収集の方法やポイント

転職活動をしていて
「もっと調べておけばよかった」
と後悔したことはありませんか?
求人に応募する前や面接の前に情報収集しておくことはとても大切です。
しかし
「情報収集したいけどやり方が分からない」
という方もいると思います。
そこで本記事では転職活動に関する情報収集の方法やポイントを紹介していきますので、転職を考えている方はぜひ一度ご覧ください。




1. 転職活動成功のカギは情報収集って本当!?

なぜ転職する際に情報収集が重要なのでしょうか?
それは、あまり情報収集していない状態で転職先を決めてしまうと、働き始めてから自分に合わないなと感じたり理想の働き方ができなかったりするかもしれないからです。
加えて、業界の動向や転職を考えている企業の情報をもとに志望動機や自己PRを考えれば、選考通過率を高められるというメリットもあります。

2. 転職する時の情報収集ってどうやればいいの?

情報収集の方法にはどんなものがあるのでしょうか?
ひとつずつ見ていきましょう。

2-1 オンラインでの情報収集

①求人サイト
掲載されている求人は、サイトの運営会社の営業担当者が企業に営業をかけて収集したもののため、齟齬が少なく正確な情報を得られるのがメリットです。
様々な企業の求人情報を一つのサイトに集約しているため、効率的に求人情報を集められます。
一方で求人サイトは誰でも閲覧できるため応募が集中しやすく、情報量の多さから自分に合ったものを見つけるまでに時間がかかるのがデメリットです。

②転職エージェント
求人サイトには掲載されていない非公開求人を紹介してもらえます。
また転職のプロが応募書類の添削や面接対策などをサポートしてくれますし、自分の経験やスキル、転職先の希望などを参考に自分に合う企業を提案してくれるため、転職後のミスマッチが少ないのも魅力です。
ただし、エージェントとの面談に時間がかかるのはデメリットと言えます。
どの転職エージェントを利用するかによってサービスの質や保有している求人が異なるので、最初はいくつか登録しておいて希望条件に合う求人が見つかったら重点的に利用するのがいいでしょう。

③企業のホームページ
会社概要、事業内容、ビジョンなど求人票に掲載されていない詳細な情報を得られます。
社員のインタビュー記事を通して、具体的な業務内容や企業が求める人物像を把握できるというメリットもあります。
転職エージェントや求人サイトに依頼せず、自社のホームページで採用活動をしている企業もありますので、すでに応募を検討している企業がある方はチェックしてみましょう。
一方で求人募集が不定期のため自分で確認しなければならない点はデメリットです。

④採用担当者のSNSやブログ
採用担当者から直接発信される情報をもとにその企業がどのような人材を求めているのか知ることができますし、自己PRを考える糸口になります。
また他の方法と比べて手軽で、ちょっとした空き時間に見られるのも魅力です。
ただし、企業によってはSNSを利用していない場合があったり採用担当者が転職者のアカウントをチェックしていたりするため、投稿内容には注意が必要です。

2-2 オフラインでの情報収集

①ビジネス雑誌・業界研究本
インターネットの情報に比べて信憑性が高く、業界トレンドや市場の動向が詳しく掲載されているため業界全体を把握するのに役立ちます。
また、競合他社の情報を得ることで自分の目指す企業との差別化ポイントを理解できます。
企業の成功事例や経営者のインタビューを通して、そこで働いた時に自分のスキルや経験をどう活かせるかを考える手助けにもなるでしょう。
ただし、数が多いため適切なものを見定めるのが難しく、最新版かどうかを確認する必要もあるため注意が必要です。

②ハローワーク
大手企業から地域の中小企業まで、幅広い求人情報を掲載しています。
また、求人情報の他に失業保険に関する情報や新しいスキルの習得を目指す職業訓練など、国の制度に関する情報も得られるのがメリットです。
一方で質の悪い求人が混ざっていたり、求人票の情報が薄かったりすることがあるため、詳細な情報は自分で集めなければなりません。

③セミナーやイベントへの参加
転職説明会や転職フェアといったイベントには多くの企業が出展するため、複数の求人情報をまとめてチェックできます。
気になる求人があれば、その場で直接人事に質問できるのも魅力です。
これらのイベントは常に開催されているわけではないため、イベント情報や説明会の情報をこまめに見ておきましょう。

④実際に働いている人を紹介してもらう
実際に働いている人に話を聞くのも有効な手段です。
会社の方向性や仕事の進め方など、より具体的でリアルな情報を得られます。
希望先の企業でなくても、同じ業界の人に話を聞くことで自分の視野が広がり転職活動に活かせるでしょう。
そのためには日頃から交友関係を広げておく必要があります。

2-3 自分に合った情報収集の方法

紹介したすべての方法を試している時間がない時は、自分に合ったやり方に絞って情報を集めましょう。

①まだ希望する企業・業界・条件を決めていない場合
転職エージェントを活用するのがおすすめです。
自分の経験やスキル、希望をヒアリングして求人を提案してくれます。
面談を通して自分でも気づいていなかった強みを見つけてくれるかもしれません。
話しているうちに自分のこれまでの経験や具体的な希望条件を整理できますよ。
最適な転職先を見つける手助けになるでしょう。

②転職したい企業・業界・条件が決まっている場合
既に方向性が決まっている場合は、希望先の企業や業界の求人を集めて自分の転職軸や目的と合致しているか照らし合わせてみましょう。
また、より詳細な情報を得るために採用担当者のSNSやブログを確認するのもおすすめです。
条件に合う求人が見つからない場合は、転職エージェントが非公開求人として保有していることもあるので一度問い合わせてみるのもいいですね。

3. 転職時の情報収集で失敗しないためのコツをご紹介!

失敗しないためのコツやポイントを見ていきましょう。

3-1 情報源を確認する

特にインターネットを活用して集めた情報は信憑性があるかないか判断しなければなりません。
信頼できる情報とそうでないものが混在しているからです。
まず、企業のホームページや採用担当者のSNS、転職サイトや転職エージェントの情報は信憑性が高いでしょう。
一方で個人ブログや口コミサイトなどは誰が書いたか分からず、情報の正確性を保証できないので参考程度にするのがおすすめです。

3-2 いつの情報か確認する

集めた情報がいつのものか確認するのも大切です。
記載されたのが何年も前の情報は、今とは異なっている可能性があります。
その情報が公開された日付や最後に更新されたのがいつなのかも確認しておきましょう。

3-3 手あたり次第に応募しない

「早く転職活動を終わらせたい」
「早く応募しないと枠が埋まってしまうかもしれない」
と焦る気持ちは分かりますが、求人票を見ただけで希望の条件と合っているからとすぐに応募するのは危険です。
応募する前にその企業についてよく調べましょう。
情報収集が足りていないと、志望動機が薄い、企業が求める人材とは合わないと判断され、採用を見送られる可能性があります。
また、もし内定をもらえても入社後に思っていたのと違うとギャップを感じ、また転職活動することになってしまうかもしれません。
そうならないためにも、事前に十分調べてから応募しましょう。

4. まとめ

どうやって情報を集めるのか、何に注意したらいいのかについて紹介してきました。
情報収集は面倒くさいと感じるかもしれませんが、長く働くことを考えた時少しでも働きやすい環境で仕事ができるよう手間をかけてもいいのではないでしょうか?