やりたいことが見つからない原因は?

「今の仕事が自分に向いていると思えない」
「かといって、次に何をしたいのかも思い浮かばない…」
そんな漠然とした不安を抱えていませんか?
SNSを開けば、キラキラしたキャリアを歩む同年代が目に入り
「自分だけが取り残されている」
と焦りを感じることもあるかもしれません。
まずお伝えしたいのは「何がしたいか分からない」のは、あなたが怠慢だからでも、能力が低いからでもないということです。
むしろ、今の自分に違和感を持ち、より良い生き方を模索している健全な成長痛のようなもの。
焦って適当な答えを出す必要はありません。
この記事では
・やりたい仕事が分からなくなる原因
・自分の経験や価値観を整理する具体的な方法
・転職活動にそのまま使える自己分析方法
この3つを分かりやすく解説します。
「この記事さえ読めば、一通りの全体像がつかめる」ことを目指しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
やりたいことが見つからない原因は?5つのパターン
なぜ私たちはやりたいことが見えなくなってしまうのでしょうか。
多くの場合、以下の5つのパターンのいずれか、あるいは複数に当てはまっています。
①情報過多で選べない
現代は職種も働き方も多様化しすぎています。
選択肢が多いほど人は
「もっといい選択肢があるかもしれない」
と迷い、決断できなくなりがちです。
②自分の価値観を言語化できていない
あなたが何を心地よいと感じ、何を許せないと思うのか。
この価値観が曖昧なままだと仕事選びの軸が定まりません。
「成長したい」という言葉ひとつ取っても、意味は人それぞれ。
まずは、あなたなりの価値観を言葉にすることが大切です。
③過去の成功・失敗がブロックになっている
「以前失敗したから自分には向いてない」
「一度成功したから、これ以外は選べない」
そんな思い込みが、無意識に可能性を狭めていることもあります。
本当は気になっている選択肢に、蓋をしていませんか?
④好きより損得で判断している
「給料が高いから」
「安定しているから」
「市場価値が上がりそうだから」
こうした損得だけで考えすぎると、本当にやりたい仕事から離れてしまいます。
条件は大事ですが、自分がどうしたいか、どうありたいかも忘れないでください。
⑤正解を探しすぎている
「絶対に失敗したくない」
「一生続けられる仕事を選ばなきゃ」
と思うほど、動けなくなってしまいます。
キャリアにはテストのような明確な正解はありません。
やってみないと分からないからこそ、小さく試しながら修正し、理想に近づいていくものです。
あなたはどのパターンに心当たりがありますか?
「あ、自分は正解を探しすぎていたかも」
と気づくだけでも、心が少し軽くなるはずです。
次は、そこから抜け出す方法を見ていきましょう。
「やりたいことが見つからない」から抜け出そう!自己分析方法
ここからは、実際に手を動かしてキャリアを整理する3つのステップを解説します。
【STEP1】過去の経験を書き出す
まずは、これまでの経験を可視化しましょう。
仕事だけでなく、学生時代・アルバイト・趣味も含めてOKです。
ポイントは
・成功体験だけでなく、失敗・つらかった経験も書く
・事実+その時の感情に注目する
この2点です。
例えば
・内容…新卒入社時の事務作業
・状況…単純作業ばかりで毎日同じことの繰り返し
・感情…誰の役に立っているか見えず、やりがいを感じられなかった
・理由…自分の仕事が「誰の何に繋がっているか」が見えないと苦痛に感じるタイプだと分かった
このように感情を掘り下げることで、自分が大切にしたいことのヒントが見えてきます。
【STEP2】価値観を見つける
STEP1で書き出した経験を見ながら、次の問いを考えてみてください。
そこにあなたの価値観があります。
・楽しかった理由は何か?
・嫌だった理由は何か?
・どんな時にやる気が出たか?
例えば
・自由度が高いとモチベーションが上がる
・チームで協力するのが楽しい
・細かく指示されるのは苦手
・競争が激しい環境だと疲れてしまう
ここで大切なのは、他人と比べないことです。
社会貢献やリーダーシップといった立派な言葉でなくても構いません。
定時に帰れる、静かな環境で集中できるといった、あなたの本音を大切にしてください。
あなた自身が納得できるかどうかが何より重要です。
【STEP3】仕事・職種に落とし込む
価値観が見えてきたら、それを仕事にどう活かせるか考えてみましょう。
・人と関わるのが好き → 接客/営業/人事
・一人で集中したい → 企画/制作/エンジニア
・誰かの役に立つ実感が欲しい → 医療/福祉/バックオフィス
職種名にこだわらず、価値観を実現できる場かどうかに着目すると、選択肢が広がります。
例えば、企画職という名前だけで探さず、自分のアイデアが反映される仕事という風に広げて考えてみましょう。
転職活動では
・なぜその仕事に興味を持ったのか
・何を大切にして働きたいのか
これらを自分の経験と結びつけて話せると、説得力のある自己PRや志望動機が作れますよ。
つまずきやすいポイントと対処法
自己分析を進める中で、ぶつかりやすい3つの壁の乗り越え方です。
①書けない
友人や家族に
「自分の意外な強みって何かな?」
と聞いてみる他己分析も有効です。
客観的な視点からヒントをもらいましょう。
②正解を探してしまう
自己分析にたった一つの正解はありません。
今は仮の答えで十分です。
キャリアは進みながら修正していくものです。
③自信がなくなる
華々しい実績が必要なわけではありません。
当たり前にできていること(時間を守る、人の話を聞く)こそがあなたの才能です。
この自己分析を飛ばして求人票を見始めるのは危険です。
条件の良し悪しだけで判断してしまい、入社後に
「やっぱり何かが違う」
と後悔するリスクが高まります。
STEP1〜3を丁寧に進め、まずはあなたの判断軸を作りましょう。
よくある質問Q&A
Q.やりたいことがなくても転職していい?
A.問題ありません。今の環境が明らかに自分に合っていないと分かっているなら、離れることも立派な戦略です。次の職場を、やりたいことを見つけるための場所と定義して転職する人もたくさんいます。
Q.自己分析はどこまでやればいい?
A.ゴールは自分の判断基準ができることです。完璧主義になると終わりがありません。8割程度の納得感が出たら、実際に求人を見たり人に会ったりして外からの刺激を取り入れましょう。
Q.向いている仕事はどう見つける?
A.「苦にならずに続けられること」にヒントがあります。他人が苦労しているのに、自分はサクッとできてしまうこと。それがあなたの才能です。好き嫌いだけでなく、得意に注目するのが近道です。
まとめ
「何がしたいか分からない」
と悩んでいる今は、決して無駄な時間ではありません。
それはあなたが自分らしい人生を歩もうとしている証拠だからです。
一度立ち止まって、過去の経験を棚卸しし、自分の価値観を言葉にしてみる。
その積み重ねが、これからのキャリアの土台になります。
焦らず、比べず、少しずつ整理していきましょう。
その先に、あなたなりの理想のキャリアがきっと見つかります。


